明るい性格と表情豊かな仕草で、観る人に元気を与える御嶽海は大相撲の人気力士の1人です。突き押し中心のパワフルな取り口を特徴としており、幕内昇進後は優勝3回、また、大関も経験しています。一方でとても家族思いな力士であることも知られており、そのため、家族に関する話題も大きな注目を集めています。
そこで、この記事では、御嶽海の奥さんはどんな人なのか、写真や名前は公表されているのか、お母さんはどんな人なのか、そして、お母さんの死去の原因は何なのかについて、詳しく見ていきたいと思います。
御嶽海はどんな力士？
まず、御嶽海とは、どのような力士なのでしょうか。これまでの経歴について、角界入り前と後に分けて簡単に見ていきましょう。
角界入り前
御嶽海の本名は大道 久司（おおみち・ひさし）といい、長野県木曽郡上松町の出身（出生地はフィリピン）です。日本人のお父さんとフィリピン人のお母さんとの間に1992年のクリスマスに生まれました。フィリピンではクリスマスには病院代が無料になるそうなので、この時から既に孝行息子だったようですね。
小学1年生のときに参加した相撲大会で自分より体の小さな相手に負けたことをきっかけに地元の木曽少年相撲クラブに入り、相撲を始めました。
大学時代には、4年時の11月に学生横綱、12月にアマチュア横綱になっており、非常に注目されていたようですが、本人には角界入りの意思はなく、和歌山県庁に就職し、家族と一緒に和歌山県に移り住むつもりだったそうです。
大相撲入門後
当初は公務員になるつもりだった御嶽海ですが、11代出羽海親方からの説得を受け、2015年2月に出羽海部屋へ入門しました。すると、早速その年の11月場所で新十両に昇進するという、初土俵からわずか4場所という異例のスピード出世を成し遂げました。
2016年の夏場所で幕内力士となった頃には、持ち前の突き押し、立合いの速さ、さらには表情豊かなキャラクターも相まって一気に人気が高まったようです。
その後も飛ぶ鳥を落とす勢いで三賞や金星を獲得し続け、ついに2018年の名古屋場所で初優勝を成し遂げます。そして、2022年の初場所での優勝後には、大関昇進を果たしました。
現在は大関から陥落してはいますが、押し相撲の強さと長年の経験で培った安定感を武器に引き続き活躍する姿を見せ続けてくれています。
御嶽海の奥さんはどんな人？写真や名前は公表されている？
では、御嶽海がどんな関取なのか分かったところで、今度は御嶽海の奥さんのことを見てみましょう。
御嶽海の奥さんとは？
御嶽海は、2022年の大関昇進後に一般女性と結婚したことを発表しました。実際には2021年に結婚していたそうですが、コロナ禍の影響もあり、発表を見合わせていたそうです。
奥さんは、1歳年上の後援会関係者ということで、約5年の交際期間を経てのゴールインとなりました。
奥さんの写真や名前は？
ファンとしては最も気になるところだと思いますが、御嶽海の奥さんの写真や名前、職業は一切公表されていません。SNSにも写真は上がっていませんし、メディアにも姿を見せたことがないようですね。また、2024年に行われた結婚披露宴の際には記者も会場に入りはしたようですが、奥さんの姿は一切報道されることはありませんでした。
トップアスリートの妻ともなると必要以上に注目されてしまいそうなものですが、御嶽海が奥さんのプライバシーを守るよう努めていることが伺えますね。
ちなみに、今現在お子さんがいるのか、いるのであれば何人いるのかというような情報も公表されていません。
奥さんの人物像について
御嶽海の奥さんに関する情報は非公表ではありますが、関係者からは、真面目で落ち着いた性格で、御嶽海を精神的に支えるタイプ、といった人物像が語られています。
柔らかな雰囲気の御嶽海と、落ち着いた雰囲気で御嶽海を支える奥さん、とてもお似合いの二人だということが想像できますね。
母・マルガリータさんはどんな人？
さて、御嶽海と言えば、お母さんの大道マルガリータさんも有名です。残念ながら先日急逝されましたが、マルガリータさんはファンにも大人気で御嶽海に負けないくらい愛されていました。
マルガリータさんは、フィリピン出身のいつも明るく優しい、とても綺麗な女性でした。とても息子思いのお母さんであることも有名で、御嶽海が大関昇進を果たした際には、感激のコメントを残し、親子の強い絆を見せてくれました。
また、地方場所にもほぼ毎回と言って良いほど応援に訪れていたようで、熱烈な応援ママとしての愛らしいキャラクターが人気を集め、御嶽海に劣らないほどの人気がありました。
死去の原因は？
2025年9月12日未明、マルガリータさんは55歳で急逝されました。前日まで元気だったそうで、あまりにも突然の出来事でした。死因について、公式に発表されてはいませんが、報道では消化器系の急性疾患であると伝えられています。
明るく元気な姿で大人気だったマルガリータさんの逝去というニュースを受け、ファンの間にも非常に大きな衝撃が走りました。
御嶽海の反応は？
訃報を受けて長野に急行した御嶽海ですが、数日後には稽古場へ戻って相撲に打ち込んでいたそうです。御嶽海は、お母さんが一番喜ぶのは自身が相撲を取ることであると考えていたのですね。秋場所での取組後には、涙をこらえながら「母が好きだった、元気な相撲を見せたい」と話しました。この言葉に胸が熱くなったファンも多かったのではないでしょうか。
まとめ
御嶽海にとって家族は自身の相撲人生を支え、応援してくれるとても大切な存在だったことが分かりました。御嶽海自身も、奥さんのプライバシーに最大限配慮していたり、お母さん思いであったりと、家族からの愛情に一生懸命応えている姿が素敵ですよね。
最愛のお母さんの死去という非常につらい経験を経た今も、前を向いて真摯に相撲に取り組む御嶽海関はとてもカッコいいです。家族の愛情を胸にこれからも活躍を見せてくれることを期待したいですね。