近年若い世代にも人気な大相撲ですが、バラエティ番組等での面白いトークでも人気がある正代関をご存じでしょうか。熊本県宇土市出身の、右四つ・もろ差しを得意とする現役力士です。
角界入りから一貫して本名でもある「正代」という名前を四股名として用いており、自分の家系や名前に愛情や誇りを持っていることが伺える、非常に好感の持てる関取です。
この記事では、そんな正代関の結婚相手や家族構成、懸賞金、経歴などを整理して紹介していきます。
正代関の結婚相手は誰？家族構成は？
正代関は2025年2月8日、結婚を公表しました。結婚相手はどのような女性なのでしょうか。また、現在の家族構成も気になります。
お相手は一般女性
正代関の結婚相手は、北海道函館市出身の一般女性（2025年1月時点で28歳）であることが発表されています。一般人につき氏名や顔写真等の情報は公開されていませんが、夫人は東京都内の保育園で栄養士として勤務していたそうで、知人の紹介を通じて出会ったそうです。
また、結婚の公表と同日に行われた結婚披露宴では、夫人が計200カラット、総額約30億円相当の宝飾品（ティアラ、ネックレス、ピアスの3点セット）を着用するということで、とても大きな話題になりました。
現在の家族構成は？
正代関が結婚を公表したのは2025年2月8日ですが、実は、2022年に既に結婚していたそうです。また、結婚公表と併せて、長男（名前は非公開）も2022年に誕生していたことを公表しています。現在は、親子3人で幸せな家庭を築いているようです。
懸賞金はいくら？
大相撲の力士の収入を構成するものには、懸賞金の他にも、月給、優勝賞金、三賞、力士褒賞金といったものもあります。正代関の懸賞金やその他の収入がどれほどなのか、詳しく見ていきましょう。
懸賞金とは？
懸賞金とは、幕内の取組で勝利した際、取組前に掲げられた懸賞旗の本数に応じて支払われるものです。１本あたり7万円で、勝利力士の手取りは3万円ほどと言われています。
残念ながら、正代関の最新の懸賞金獲得額がどれほどであるというデータを見つけることはできませんでした。しかし、少し古いデータではありますが、2021年に正代関は、懸賞金1746万円相当（手取り額）を獲得しそびれたという記事がありました。582本分の懸賞金を逃したということになりますが、正代関の人気や実績を考えると現在も同じような額の懸賞金を獲得するチャンスを得ているのかもしれません。
（参考：日刊スポーツ）
大相撲力士の月給は？
大相撲の力士はどれほどの月給を受け取っているのでしょうか。実は、月給の支給を受けられるのは、十両以上の「関取」と呼ばれる力士に限られます。関取の月収は、具体的には、横綱が月額300万円、大関は250万円、関脇・小結は180万円、平幕は140万円、十両は110万円となっています。幕下以下の力士は、月給の代わりに、場所ごとに場所手当というものを受け取ります。
正代関の最新の番付は西前頭5枚目なので、月給は140万円であることが分かります。また、以前大関であったころは、250万円の月給をもらっていたということになります。
優勝賞金と三賞
優勝賞金と三賞の賞金額は、幕内優勝で1000万円、三賞（殊勲賞、敢闘賞、技能賞）でそれぞれ200万円となっています。正代関は、大関昇進を決めた2020年の九月場所で殊勲賞と敢闘賞をダブル受賞しています。
これらも、大相撲力士にとってはとても重要な収入源と言えそうです。
大相撲力士にとってのボーナス「力士褒賞金」
力士褒賞金とは、大相撲力士に対し、場所ごとに支払われる褒賞金のことを言います。成績給と言える性質のものであり、その場所で勝ち越すことで支給を受けることができる、いわゆるボーナスです。
序ノ口昇格以降、各力士がコツコツと積み立てた持ち給金（力士褒賞金の計算の元になる金額）を4000倍したものが、力士褒賞金として支給されます。例えば、ある場所で勝ち越した力士の持ち給金が100円の場合、その力士は40万円の力士褒賞金を受け取ることができるということです。
少し古いデータですが、2024年の九月場所時点で正代関の持ち給金は163.5円ということでした。それ以降の成績を鑑みると、現在も大幅に上がってはいないはずですので、勝ち越しごとにおよそ60万円～80万円ほどの力士褒賞金を受け取っているということが推定されます。
（参考：マネーポストWEB）
出身や実家に関連するエピソード
ここからは、正代関の出身地やご実家に関するエピソードについて見ていきましょう。
出身地
正代関の出身地は熊本県宇土市です。小学生の頃に公園で相撲をして遊んでいたところ、地元の宇土少年相撲クラブの監督に才能を見出され、相撲の世界に足を踏み入れたそうです。
ご両親
父親の巖さんは自動車整備士、母親の理恵さんはパート勤務という情報があります。また、母方の実家がメロン農家のため、正代関も子供のころからたくさんメロンを食べていたそうです。
正代関が十両で優勝した際、賞金120万円全額をご両親にプレゼントしたという親孝行エピソードもあり、ご両親との仲の良さが伺い知れます。
また、祖母の名前が正代正代（しょうだいまさよ）さんであるということも正代関ファンの間では有名なようです。
ちなみに、演歌歌手の石川さゆりさんとは遠い親戚同士だということですが、2016年2月に収録されたテレビ東京系列の歌謡番組『木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜』にゲスト出演するまでは、一度も対面したことがなかったそうです。
角界入りまでの経歴
正代関は、東京農業大を経て、2014年に時津風部屋に入門しました。その後、順調に十両に昇進し、2015年11月場所の十両優勝を経て、2016年1月場所で幕内へ昇進しています。
初優勝は、2020年9月場所で、初めて幕内優勝を果たした熊本県出身力士として名前を刻むとともに、大関へ昇進しました。
しかし、その後は成績の浮き沈みもあり、最新の番付では西前頭5枚目となっています。競争の激しい大相撲の世界で実績を上げ続けることの難しさが垣間見えますね。
まとめ
大相撲の世界の酸いも甘いも知る正代関。結婚と長男誕生という私生活の節目も迎えた今、大関への復帰、優勝争いといった復活劇が期待されますね。
相撲中継の際には、懸賞旗の数にも注目しながら、正代関を応援してみませんか。