大相撲の土俵で存在感を放つ力士、佐田の海。鋭い立ち合いと粘り強い相撲で観客を沸かせる一方、まじめで誠実な人柄からもファンの支持を集めています。そんな佐田の海関ですが、実は「親子二代力士」という特別な背景を持ち、家庭人としても充実した日々を送っています。
今回は、佐田の海の結婚事情や家族構成、そして父であり師匠でもある境川親方との関係に焦点を当ててご紹介します。
佐田の海は結婚している?
佐田の海関は2016年に一般女性、麻里菜さんと結婚されています。とってもお綺麗な方ですよね!
東京・日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで、挙式、披露宴を行われました。披露宴は八角理事長(元横綱北勝海)はじめ、出羽海一門の親方衆、関取衆や、二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)など約600人参列される盛大なものだったようです。
奥様との出会いは?
奥様の麻里菜さんは東京・足立区の境川部屋から徒歩数分ほどの所に住んでいたそうで、後援会関係者の紹介で知りあったと報じられています。約5年の交際を経てゴールインされました。
子供はいるの?
佐田の海は結婚から数年後にはお子さんも誕生し、現在は二児の父となっています。性別や名前などは公表されていませんが、インタビューでは「子どもの存在が相撲への大きなモチベーションになっている」と語っています。
力士の世界は稽古も巡業も厳しく、家を空ける時間が長くなりがちです。その中で家庭を守り続ける妻の存在は大きく、佐田の海関が安心して土俵に集中できるのも、奥様の支えがあってこそといえるでしょう。
父は元力士で親方?
佐田の海関が注目される理由のひとつに、父の存在があります。父は元関脇・佐田の海(現・境川親方)です。現役時代は力強い押し相撲で人気を集め、関脇まで昇進しました。引退後は境川部屋を興し、多くの弟子を育てられています。まさにその部屋から巣立ったのが現在の佐田の海関です。
ファンの間では、顔も相撲も親子でそっくりだと言われているそう。確かにそっくりですね!
父が師匠という特別な関係
相撲界では、父が親方であり息子が弟子という関係は珍しくありません。他の力士で言うと、琴櫻(元・琴ノ若)と佐渡ケ嶽親方が有名ですよね。しかし、実際に同じ四股名を継ぎ、同じ部屋で稽古を積むのは大きなプレッシャーを伴います。
佐田の海関にとって、父は尊敬すべき師匠であると同時に、土俵上では誰よりも厳しい存在。親子であっても一切の甘えは許されず、厳格な指導を受け続けてきました。「親子二代で佐田の海を名乗る」ことは、家の誇りを背負う覚悟そのもの。佐田の海関の相撲に対する真摯な姿勢は、こうした家庭環境から培われてきたのでしょう。
佐田の海関の家族構成について
佐田の海関の家族構成をまとめてみました。
- 父:元関脇・佐田の海(現・境川親方)
- 母:一般女性(詳細は公表されていませんが、息子と夫を支える存在)
- 本人:佐田の海 駿(1987年5月11日生まれ)
- 妻:2016年に結婚した一般女性 麻里菜さん
- 子ども:2人(詳細は非公開)
父が元力士であり親方、本人も同じ四股名を受け継いで力士として活躍。そして妻と子どもに恵まれ、まさに相撲一家として歩んでいます。
力士としての歩み
佐田の海関は1987年5月11日、熊本県熊本市に生まれました。小さい頃から父の影響で相撲に親しみ、自然と土俵に立つようになりました。大学時代には相撲部で活躍し、その実力を買われて境川部屋に入門します。2004年に初土俵を踏み、着実に番付を上げていきました。体格を生かした押し相撲と、相手に食らいつく粘り強さが持ち味です。幕内に定着してからは上位力士とも互角に渡り合い、星を挙げる姿にファンも熱狂しました。
ちなみに、出身の熊本にちなんで、くまモンの化粧まわしをされていることも。地元にちなんだ化粧まわしをされる力士さんって多いんですね。
佐田の海の相撲スタイル
佐田の海関の特徴は、立ち合いから前に出る圧力。突き押しで相手を押し込み、がっぷり四つでも粘り強く対応できる万能型です。派手な技よりも堅実さを重視し、一番一番を大切にする取り口が魅力です。
親子二代で受け継がれる「佐田の海」という四股名
相撲界では親子二代で同じ四股名を名乗るケースは珍しく、その重みは計り知れません。父・佐田の海(現・境川親方)は関脇まで登りつめた名力士です。その名を受け継いだ息子が同じ土俵に立つというのは、誇りであると同時に重責でもあります。実際、入門当初は「親の七光り」と言われることもありました。
しかし、地道に努力を重ね、自らの実力で幕内に定着した現在の佐田の海関を見れば、その言葉は的外れであることがわかります。父から息子へと受け継がれた名前と魂。それを胸に、佐田の海関は今も土俵に立ち続けています。
相撲への熱い想い
佐田の海は、以前インタビューで「自分には相撲しかないと思って生きている。それが情熱につながっている」と語られています。幼稚園の頃から力士になることが夢で、相撲を1番に考えられてきた人生だったのでは無いでしょうか。現在38歳の佐田の海。力士としては若くはありませんが、40歳を超えて活躍されている力士も少なく無いため、これからのより一層の活躍にも期待したいですね。
家族が支える土俵人生
結婚し、父となった佐田の海関。家庭を持ったことで精神的にも大きく成長したと言われています。巡業や本場所で長く家を離れる中でも、妻が家庭を守り、子どもたちが応援してくれることが力士としての大きな励みになっています。家族の存在は、単なる支えではなく「土俵に立ち続ける理由」にもなっているのです。
まとめ
佐田の海関は2016年に結婚し、現在は二児の父として家庭を大切にしています。父は元関脇の佐田の海(現・境川親方)であり、親子二代で同じ四股名を名乗るという特別な背景を持っています。厳しい師弟関係と温かい家庭、両方を背負いながら土俵に立つ佐田の海関。その真摯な取り組みは、多くのファンの心を打ち続けています。これからも親子二代の絆と家族の支えを力に、さらなる活躍が期待されます。