「時疾風(ときはやて)」は、大相撲界で注目を集める力士の一人です。力強い取り組みと爽やかな人柄から、多くのファンに愛されています。そんな彼が結婚したのはいつなのか、そして気になるお相手はどんな方なのかも気になるところ。
本記事では、時疾風の結婚事情に加え、大学や出身地などの経歴についても詳しくご紹介します。今後ますます活躍が期待される時疾風の素顔に迫っていきましょう。
時疾風|結婚したのはいつ?
時疾風が結婚を発表したのは2024年4月30日。婚姻届を提出したのは、語呂合わせで「出発の日」とされる4月8日でした。プロポーズは前年のクリスマスイブ、自宅で「結婚してください」とシンプルかつ真っ直ぐな言葉を贈ったそうです。
また、結婚発表のタイミングは、新入幕を目前に控えた絶好の時期。公私ともに新たなスタートを切る姿に、ファンからも祝福の声が集まりました。結婚を経て精神的にも安定し、土俵でさらに力を発揮することが期待されています。
時疾風の結婚相手は誰?
時疾風の結婚相手は長崎県出身で、介護職に就く1歳年下の志織さん。ふたりの出会いは3年前の九州場所で、観戦に訪れていた志織さんに時疾風が一目ぼれしたのが始まりでした。出会った瞬間から惹かれ、積極的なアプローチを重ねた結果、交際に発展したそうです。
志織さんはしっかり者で優しい性格で、時疾風は「すごい顔がかわいい」「真がしっかりしている」と語っています。時疾風は志織さんが作る料理の中でも特にお気に入りなのは、みそ汁だそうです。家庭でもお互いを思いやり、温かく支え合う二人の姿が目に浮かびますね。
時疾風の経歴まとめ
ここからは、時疾風のこれまでの歩みを詳しく見ていきましょう。
時疾風の出身地は?
時疾風は、宮城県栗原市の出身です。のどかな自然に囲まれた地域で育ち、幼いころから活発な少年だったそうです。相撲を始めたのは小学校2年生の時。同級生に「体が大きいからやってみたら?」と勧められ、地元の瀬峰少年相撲クラブに入ったのがきっかけでした。
小学生の頃はサッカーやバレーボールも楽しんでいましたが、中学進学後は相撲一本に専念。地元・栗原で培った基礎体力と粘り強さが、今の時疾風を支えているようです。
中学高校時代の活躍
時疾風は、中学時代からすでにその才能を発揮していました。中学生の頃から宮城県の小牛田農林高等学校の相撲部合宿に参加し、実力を磨いていたそうです。その努力が認められ、中学卒業後は同校に進学。
高校ではさらに力を伸ばし、3年生のときにはインターハイの相撲競技で見事3位に入賞しました。地道な稽古と持ち前の負けん気で、全国の舞台でも存在感を示し、のちの角界入りへとつながる確かな実績を残しています。
時疾風の出身大学はどこ?
高校卒業後、時疾風は教員を目指して東京農業大学へ進学しました。大学では学業と相撲を両立しながらも、着実に実力をつけていきます。
3年生のときには全日本選手権でベスト16入りを果たし、全国レベルの力士として注目される存在に。同世代の翠富士や錦富士が先に角界入りしたことも刺激となり、自らもプロの道を意識し始めたそうです。
4年生の時には全国選抜十和田大会で3位、学生選手権で個人32強に進出。大学最後の全国日本選手権では惜しくも予選敗退しましたが、その悔しさが大相撲入りを決意する大きな原動力となったようです。
大相撲入りと四股名の由来
大学卒業後、時疾風は時津風部屋に入門し、2019年3月場所で初土俵。前相撲では本名「冨栄秀喜」で出場しましたが、新序出世で「時栄」に改名。部屋の名前と本名を組み合わせた四股名です。
同期には北の若や吉井がいて、序二段では幕内経験者・誉富士に勝つなど早くも注目を集めました。その後も順調に番付を上げましたが、2021年には十両昇進を逃し怪我にも苦戦。
2022年3月場所から「時疾風」に改名し、「速い相撲を取りたい」という思いを込めて再スタート。名前どおりスピード感ある相撲で存在感を高めていきました。
十両昇進と宮城県力士の復活
時疾風は2022年11月場所で東幕下3枚目まで番付を上げ、初めて大銀杏を結んで十両の土俵に立ちました。結果は3勝4敗でしたが貴重な経験になったようです。翌2023年3月場所で4勝3敗と勝ち越し、28年ぶりに宮城県出身の関取が誕生しました。
新十両として迎えた5月場所は苦戦しましたが、7月場所では東幕下筆頭で7戦全勝して幕下優勝。9月場所で十両に復帰し、千秋楽で勝ち越しを決め、一歩ずつ力士としての地位を築いていきました。
新入幕とその後の活躍
時疾風は再十両から4場所連続で勝ち越し、2024年5月場所に新入幕。宮城県出身力士としては27年ぶりの快挙です。序盤は4連敗と苦戦しましたが、5日目に美ノ海を破って幕内初白星を獲得。最終的には6勝9敗でしたが、粘り強さが光りました。
その後も勢いは止まらず、2024年9月場所では7連勝で9勝6敗と大きく勝ち越し、再入幕を確実にしました。2025年3月場所で幕内初勝ち越しを達成し10勝をマーク。5月場所でも千秋楽に圧勝して勝ち越し、スピード感ある相撲で着実に結果を残しています。
時疾風のプライベート
時疾風のプライベートもとても魅力的です。好きな食べ物は「米」で、栄養バランスを意識しつつもシンプルな食事を好むそうです。
趣味はアニメ鑑賞で、特に『ハイキュー!!』がお気に入り。音楽はサンボマスターをよく聴き、テレビでは『世界の果てまでイッテQ!』を楽しんで観ているようです。
また、座右の銘は「不撓不屈」で、困難に負けず挑戦し続ける姿勢を大切にしています。相撲界で自信があることとしては「肌の白さ」を挙げるなど、ユーモアも忘れない一面が垣間見えますね。
まとめ
時疾風の結婚は2024年4月8日、お相手は長崎県出身で、介護職に就く1歳年下の志織さんです。出会いは九州場所での一目ぼれだと言われています。
時疾風の出身は宮城県栗原市で、小中高で相撲を経験し、東京農業大学を経て2019年に時津風部屋へ入門しました。努力とユーモアを兼ね備えた時疾風は、公私ともに充実ぶりを見せています。今後も土俵でのさらなる飛躍が楽しみな力士ですね。