様々な力士が己の肉体をぶつけ合う迫力のある戦いが楽しめる相撲。日本の国技として、最近では若い人が相撲を楽しむ姿も増えて来ています。
最近相撲を見始めた人に向けて、今回この記事では、力士の千代翔馬について解説していきます。
千代翔馬の年齢は?
千代翔馬の年齢は、2025年10月現在で34歳です。千代翔馬の生年月日は1991年7月20日。モンゴルで育っていましたが、元横綱千代の富士の紹介によって下積みとして明徳義塾高校へ留学します。高校2年生の頃に中退し、2009年7月場所で初の土俵入りを果たしています。
33歳で初金星を挙げ話題に
2025年3月場所では、千代翔馬が新横綱の豊昇龍に金星を挙げて話題になりました。33歳7か月と言う年齢での初金星は、年6場所制になった昭和33年以降2番目の年長記録と言われています。
千代翔馬と豊昇龍の相撲は、千代翔馬が変化を見せ立ち会い直後に大きく横へ飛びます。豊昇龍が突っ込んだ先に千代翔馬はおらず、何とか向き直った時には既に土俵際へ。豊昇龍は抵抗するがそのまま寄り切る形となりました。
この立ち合いについて、千代翔馬は「何年も『変化した』と言われるが、そでも勝ちたい気持ちだった」と語っています。
千代翔馬が結婚したって本当?
千代翔馬が結婚している噂は本当です。2018年12月25日、千代翔馬はモンゴル人の一般女性エンフムルン・ブルテさんと結婚しています。2人の馴れ初めや挙式について紹介します。
2人の馴れ初め
千代翔馬とエンフムルン・ブルテさんの2人が出会ったのは2014年8月。当時の千代翔馬は幕下力士として活動しており、エンフムルン・ブルテさんは日本へ留学中です。
エンフムルン・ブルテさんは、モンゴルを代表する大学「モンゴル国立大学」を卒業後、東京外大で日本語を学ぶために留学。日本語以外にも英語やロシア語も堪能で頭がよく、当時エンフムルン・ブルテさんに初めて出会った千代翔馬は「優しくて頭が良い。この人しかいないと思った」と一目惚れし、連絡先を交換したと言われています。
交際開始から入籍まで
2015年、エンフムルン・ブルテさんはモンゴルへ帰国し「モンゴル・日本人材開発センター」に就職。2人は連絡を続け、2016年夏頃から交際を開始しました。
2人は遠距離恋愛をしながら愛を育んでいき、2018年12月25日クリスマスの日にモンゴル大使館で入籍します。
結婚披露宴について
千代翔馬は2024年2月に結婚披露宴を開催しています。結婚から披露宴まで5年の期間が空いたのは、コロナ禍の影響で出来なかったと話しています。ケガに苦しんできた千代翔馬ですが「家族の支えが合って乗り越えられた」と家族の支えが千代翔馬の力になっているようです。披露宴では、今後も家族のために相撲を頑張っていくことを決意しています。
千代翔馬に子供はいる?
2025年10月現在、千代翔馬の子供には男の子が1人いることが判明しています。男の子の名前はトワン君。年齢は5歳または6歳と言われています。恐らく今年か来年には小学校に入学するのではないでしょうか。
子供ができたことで、九重部屋の関係者は「父親としての責任感が増したことで、相撲への意欲がさらに高まっているのでは」と話しています。子供に誇れる力士を目指して千代翔馬は今後も相撲に真摯に向き合っていくことが期待されています。
千代翔馬とは
千代翔馬とは、モンゴル出身で九重部屋に所属する現役大相撲力士です。本名はガンバータル・ムンクサイハンで帰化後は石橋翔馬という名前です。
経歴
千代翔馬の経歴について紹介します。
生い立ち
1991年7月20日にモンゴルのウランバートル市で生まれ、父親はモンゴル相撲の大関。幼い頃から柔道や相撲の練習に連れて行き、朝青龍の父親とも知り合いなことから「いずれ各界入りしよう」という気持ちを持っていたと言われています。
日本に来て土俵入り
地元に来た第13代九重(元横綱千代の富士)の紹介で下積みとして明徳義塾高校に留学。2年生の頃に中退し、九重部屋に所属し2009年7月場所より土俵入りします。土俵入りから三段目まで四股名を翔馬と名乗り活動します。
改名から十両昇進まで
三段目まで四股名を翔馬と名乗っていましたが、新三段目となる2010年7月場所からは現在の四股名「千代翔馬」と名乗るようになります。そこから1年かけて幕下に昇格し、2012年9月場所までは幕下と三段目を往復する状況でしたが、同年11月場所から幕下に定着します。
しばらく幕下の位置に留まっていましたが、2025年11月場所で西幕下3枚目の位置まで進み6勝1敗と大きく勝ち越し。2016年1月場所で十両昇進を果たします。十両として3場所目となる同年5月場所で負け越したが、7月場所で前頭に昇進。2016年9月場所で新入幕を果たします。
前頭と十両を行き来する
2016年9月場所で新入幕を果たした千代翔馬は、2019年5月場所まで前頭として活躍。しかし、その翌7月場所で十両へ陥落します。
2020年11月場所に再び前頭へ昇進するも、2023年以降に陥落と昇格を繰り返します。2025年7月場所で1勝14敗と大きく負け越したことから現在の番付は十両です。
人物
千代翔馬の人物像について紹介します。
素直で研究熱心
新入幕の際、先代の13代九重から唯一褒められていたと言われる千代翔馬。先代の相撲を毎日ビデオで見て研究し、翌日の稽古で試していたそうです。研究熱心で気になったことを実行する素直な人物と言われています。
冷静さが無い
一方で「冷静さが無い」と言う指摘も受けています。気持ちで勝てれば相撲で勝てると思ってしまうタイプで、気迫が前面に出すぎてしまいます。初日から気合いが入りすぎて連敗してしまうという事もあり、先代からは「頭を使って相撲を取れ」と言われていたそうです。
まとめ
今回は、大相撲力士である千代翔馬の年齢や結婚について解説しました。2025年10月現在で34歳となる千代翔馬。33歳で初の金星を挙げ、年6場所制になった昭和33年以降、2番目の年長記録を残しています。
また、2018年12月25日に千代翔馬はモンゴル人の一般女性エンフムルン・ブルテさんと結婚。現在5歳になる男の子と3人家族で暮らしています。
家族に支えられながら力士として活躍中の千代翔馬が、今後どのような活躍を見せるのか注目して応援しましょう!